珈琲フロート漂流記 - 南壽あさ子 (なす あさこ)
词:南壽あさ子
曲:南壽あさ子
遠く離れたあなたを想う日々は
ただ寄せては返す往復航路
恋をたたんで帰ったこの街には
夏の日の夢なんてもう起こらない
旅に棲み着く風船は
牡丹花火の音がする
あなたを想うとはち切れそうです
名残りの月の筆で綴った漂流記
ルビのふれない気持ちを
焦がしたまま
ふやけて濡れた今日に
汽笛は吠える
潮騒に乗り ちぎれ雲
つもる話があるみたい
季節をまたいで わたしを訪ねて
あなたもおんなじ港へ向かうなら
この世でいちばんわたしを愛して
舷窓のそとは わたしのあこがれ
闇夜に浮かぶ海は 珈琲フロート