地平線まで - 安藤裕子 (あんどう ゆうこ)
詞∶安藤裕子
曲∶安藤裕子
今はただ
瞼の奥に君を探すよ
笑顔の君が見える
どんなに遠く時が流れても
冷えた樹々が芽吹き出すように
足元に咲く
あの日の蕾
二人で待った花がひらいたよ
僕の名前を呼んだ君の声
ふと空を見る
甘い花の香りは
あの日の君の温もり
笑い手を叩く姿は
眩しくまだ
瞳に焼き付いて
上手にただ立つ事も出来ない
どうしてもっと素直に君を愛せなかったろう
笑顔でいればよかった
春の陽が優しく僕を包んでいるよ
季節が巡ってゆく
眠る君がいつかこの掌に
舞い降りる その日が来るように
少しの間
休むといいよ
君の香りが春の訪れに
【 おわり 】