壊れかけた夜を ただ飛び続けて
土の匂いだけが 胸に残っていた
夜の底を飛んで 風だけが前をしめし
僕は静かに飛び出していく
風にほどけた影が 空の色へ溶けていく
名前のないまま ただ未来へ向かっていく
右へ左へ探して 迷った空を進んでいた
旋回の光が 窓を強く満たして 朝の気配が 僕を闇から救い出した
風の色だけが 静かに変わっていく
僕は静かに fly away ah ah
風にほどけた影が fade into the blue
名前のないまま ただ未来へ flow away ah
庭の片隅で 寂寞の君は僕を待っていたんだ
きっと されたと思う
そっと撫でた 壊れないように
その時喉を 柔らかく鳴らす
子猫の影が ぼくを包んだ
朝の気配が僕の指先に まだ残っていて
花をまとった君が 風へ旅立ち
安らかな君のぬくもりが 風の色を変えていった