失礼致します、美風です。
おはようございます、
では、本日のスケジュールをお伝えさせていただきます。
10時より、役員との朝礼。
10時12分より、海外事業部との打ち合わせ。
10時42分より、書類のご確認を、3秒につき一枚のペースで。
10時50分に、新製品のサンプルを確認。こちらは2分以内。
10時52分から…何か問題が?
なぜ、こんな分刻みのスケジュールになったか、ですか。
お言葉ですが社長、理由は、ご自身が一番理解してらっしゃるかと思います。
ふぅ…答えられない?
なら、改めて説明するけど。
昨日、キミが片付けられなかった仕事が、今日に繰り下がっただけだよ。
ボクが、遅れをスムーズに消化できるよう、効率良くかつ完璧なスケジュールに組み直したんだ。
秘書として当然の行動だし、ボクとしては、むしろ感謝して欲しいぐらいだよ。
もちろん、アナタは社長です。
でも、社長であろうが、仕事は仕事。
そしてボクはキミの秘書。
我社のトップが、効率良く仕事できるようにするのが、ボクの役目だよ。
はい、さっさとやってください。
はぁ、機械のように、「実行しろ」と言われているようで、悲しい?
じゃ、どうしたらいいの?
ん…ボクが優しくしたら、もっと働きが良くなる、か…
ふーん、ま、不可能ではないよ。
「してください」、て要求を、そう簡単に聞くわけにはいかないよ。
本当に、キミの作業効率が上がるのだとしたら、優しくしてあげてもいいけど。
…うっ、社、社長命令?こんな所で?! ..
う、ううん、ダメだよ。
キミが「お仕事ちゃんとやります」発言をした後、それを実行できた確率は、40%。
信じられないよ。
…うっ、や、約束?!ちょっ、ちょっと。なんで人の手を掴むの?! ...
心拍数、上昇… 顔の火照り… ハカマ?!
うっ、これは何?!
あっ、赤くなってるのは、ボクだけじゃないでしょう!
キミも、顔が赤くなってるよ。
あっ…はぁ…キミは、どれだけボクを困らせれば気が済むの?
そんな顔されたら、予定が狂っちゃうよ…
ボクの頭から、仕事のことを一瞬で、消去させちゃうような顔だよ。
ボクのココロを乱して、惑わせる。
本当に、困った人だね。
秘書として、社長を甘やかすのはダメだけど、
恋人としてなら、考えてあげてもいいよ。
ん…ちゅっ。
ただし、仕事が終わった後に、ね。
Undefined