連なる風の線に 光るひげ向きを示して
教えて遠く遠く いなないて今に誘う
移ろう時のように 神隠し もう戻れない
「あなたはだあれ? あなたはだあれ?」
小さく威張った子供を懲らしめ
猫が消えた家路 迷い陰る景色
願い消えた家路 駆ける怖い未来
価値が消えた家路 水の体逃げて
気ままに忍んで 知らぬを許さず
伸ばした体は 陰りを紛らす
夜には隠れて 朝には焦らして
昨日の涙も 笑顔で隠して
ほのかな癒しは 支配の爪痕
猫が消えた仕組み 鈍く痛む意識
自我に負けた仕組み 肥える臭い由来
意味が消えた仕組み 鉄の体冷えて
「私はだあれ? 私はだあれ?」煌めく宴で甘えた目隠し
「女はだあれ? 孤独はだあれ?」 一人の路地裏 抜け出す勇気を
猫を盗む今に 過去の矜持宿し
罪を秘める今に 歪み満ちる笑顔
神が消えた今に 老いた体踊り
猫と消えた家路 迷い決めた景色
願い変えた家路 駆ける悪い未来
価値が増えた家路 燃える体走る