クロノグラフ - 星野奏子 (Hoshino Kanako)
手をかざした西の空の彼方を
茜色に染まり
光が優しく影を奪う時は
泊まり音がとおろく
歩けない夢
曇のない眼差し
たそがれに見たされた空は見上げ
少女たちは彼方のこがれる
言葉はいらない
ここではないどこかへ
揺られながら
泳ぐように戯れる
永遠繰り返す夢の瞬き
くずり落ちたみしとすねの欠片は
夜の色をまとい
互いに結ばれせいせんやとし
そして不意に消えてなくなる
無意識の声
焦りのない後悔現れては消えてく
空をみつめ
少女たちはこの場所で生きる
別れの言葉に
今日と同じの明日を
願いながら祈るようについかける
永遠に繰り返す
夢をつないでゆく
知らんの間に夕闇が
夜を連れて来る
いつからか
自分を待つことができなくなって
少女たちは彼方にこがれる
言葉はいらない
今日と同じあの日を
願いながら明日を止めて振り返る
たそがれに乱された空を
少女たちは彼方にこがれる
言葉はいらない
ここではないどこかへ
揺られながら
泳ぐように戯れる
永遠に繰り返す
夢を抱きしめた