空は赤黒く 濁った血の色に染まり
大地は絶えず 断末魔の叫びを上げ続ける
そこは 生命を拒絶する地
一歩で希望を奪われ 二歩で愛に焼かれ
三歩進めば 塵となって虚無へと消える
地獄の門に鎮座する 三つの首の魔獣
ケルベロスの牙を前に 英雄たちは消えていった
肉を喰らわれ 魂を失い
歴史の彼方 最初から「いなかったこと」にされるまで
目覚めを待つのは 銀河を宿した瞳
オーロラの翼で 時間を書き換える「刻の守護者」
理を超えた深淵で
美しき羽根は ビッグバンの熱帯びて
不敬なる者を 宇宙の塵へと還すだろう
不老不死の夢 そんなものはここにはない
あるのはただ 残酷なまでの永劫の静寂
羽ばたき一つで 過去は「今」へと回帰し
癒えぬ傷さえも 「なかったこと」に塗り替える
だが、その光に魅入られた時 己が消える覚悟はあるか?
「求めし者に死を、愛せし者に永劫を」
番犬に認められ 絶望の果てに立つ者よ
「明日」など望まず 「終わらない今日」を愛せ
その覚悟こそが 極光の扉を開く鍵
静かにその翼を広げ
七色の光で 運命の筋書きを塗り替える
刻の狭間で 挑戦者は何を見る
絶望を越えた先に 奇跡の鳥が舞い上がる
一筋のオーロラが走り
伝説はまた 新たな
灰の中から生まれる……